7月5日 5年ぶりにやってきたもの

 

今日は仕事中、すごく嫌なことがあって、それから全く集中でいなくなって、ひとりで日記を書いていた。
以下、その時に書いた文章。


久しぶりに、とりあえずなんか文章書かなければ。気持ちが落ち着かないし、やばい。と思って今これを書き始めた。まったく、心ここにあらずで焦点のあわない目で見つめる世界は久しぶりだ。最近読んでいる江國香織の小説では、絶望が「やぁ」といってやってくるのだけど、それに似ている。久しぶりに、上京以前の私がやってきた。5年ぶりか。つらいことには驚くほど過敏なのに、楽しいことにはどんどん鈍感になる。そうして鳥肌を立てじっと机に座っている自分を、頭の上の方から私が見守っている。つらいことがあると鳥肌が立つのはどうしてだろう。いつもそれは、強烈な劣等感によって引き起こされていたような気がする。かつては毎日これにさいなまれていたのかと思うと驚く。でももしかすると、これからまたその生活に戻ってしまうのか?私が人生で一番苦しいと思う気持ちは悔しさだ。そして私は人一倍、勝ち負けに敏感だ。難儀な性格だな、と自分でも思う。いつだって、自分を一番苦しめているのは自分な気がする。

例の事件、平成最後の南条あやだなあ、と思ってしまったり。私はなんだかんだ24歳になった。でも24になった私は23の私より18の時に近い。18歳。私は浪人していて、地元の駅のあたりを、無駄にうろついていた。ひとりで。友達がいなかったから。それでも、ちょっとだけでも駅前にいたかった。ちょっとでも都会にいたかった。今思うと全然都会じゃないさびれた駅前だけど、その時は東京を知らなかったから。最近会社から外に出てたっぷり水分を含んだ夏の空気に触れると、大学の時の夏をすっ飛ばしてその頃を思い出す。

一昨日、その頃に聞いていたナンバーガールを聞きながらベランダに出てタバコを吸ってみた。最近鈍感になった気持ちが動くかもと思って。さすがに、夏の夜にベランダでタバコ吸いながらOMOIDE IN MY HEADはエモしかないでしょ、と思ったんだけど、何ともなかった。それで、昨日は筋肉少女帯を聞いてみた。そしたらすこしだけ元気が出た。それから挫・人間を思い出して聴いた。ゲームボーイモリーズ。PVのロケ地が秋葉原で、さすがに、懐かしさでちゃんと胸が締め付けられた。あとは下川リヲのツイッターを見ていたら空きっ腹に酒が出てきたので、空きっ腹に酒も聴いた。こちらもちゃんと胸が締め付けられた。

その、心が動く感覚があまりにも久しぶりすぎて、ちょっと心地よかったのでしばらくそういうことをしていたら昨日は1時になって寝た。
最近藤原麻里菜のブログを見つけて、それがあまりにもタイプのだったので、こうやって私も書き始めた。やりたいなあ、と思っていたことはやってみるしかねえ。浪人ぶりに、ルーティーンな生活に戻ったのでやってみるか、と思った。本当は大学でもやりたかったのだけど。いかんせん、大学は楽しすぎた。


今日はここまで。
久しぶりに会社でボーッとした。ここの会社に入ってからは初めてだ。明日からはボーッとせず働きます。